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仮面ライダーアギト ■PS ■バンダイ


 『バンダイと言えばキャラゲー。キャラゲーと言えばクソゲー』。FCやSFC時代に言われた黄金公式である。確かに、当時はキャラクターだけを強引に使った格ゲーやアクションゲーム、RPG、SLGなどが頻出した。ファンは発売されるたびに原作とのギャップに落胆させられた。でも、また新作が出ると買ってしまう。
メーカーサイドにも、キャラクターさえ使っておけば原作ファンがコレクターズアイテムとして買ってくれるという甘えがあったことは言うまでもない。既存のゲームに無理矢理キャラクターを押しつけていたのだ。

クソゲー黄金時代から数年後・・・。

『キャラゲーと言えばクソゲー』ではなくなった。それは、既存のゲームにキャラを押しつけるのではなく、原作のキャラを生かす設定に変更すればいいことにメーカーが気付いたからだ。いい意味での開き直り。キャラクターものは所詮キャラクターもの。原作ファンに楽しんでもらえばいい。何も万人受けを意識して既存のRPGや格ゲーのシステムに合わせる必要はない。それを悟ったメーカーは強い。特に、バンダイさんは本当のキャラクターゲームを作ってくれた。ガンダムシリーズや北斗の拳などなど。
特に北斗の拳は、使われているポリゴンが粗いためグラフィックはショボいが、原作のあの爽快感は見事に再現した。しかし、ストーリーは虫食いしまくりの状態。全く原作を知らない人にはチンプンカンプンな内容。これでゲームとして成立しているのか?
これでいいのである。原作を知らない人は最初からキャラゲーなんて買いません。

アギトはどうなのかと言うと、まさにキャラゲー。必殺技ボタン+十字キー程度の簡単なコマンドで出せる必殺技。次々と出てくる隠しモード。数分で終わってしまうストーリーモード・・。原作を知らない人には、確実にクソゲーと言われてしまうだろう。逆に原作ファンはこれでOK。何も格闘ゲームをしたいと思っている訳ではないから。ゲームが苦手なお父さんや小さなお子様でもアギト、ギルス、G3−Xになれる。デモに使われているオープニングの曲を聞くだけでもアギト指数が上昇する。カード収集G3育成モード自体は面白いが、そのために何度もクリアが必要なのは人によってはマイナスポイントになってしまうだろう。
吠えろ!! アギトとして。ギルスとして。G3−Xとして。



(ワンポイント)
ポイントは特にありません。好きなキャラで吠えるだけです。各モードをクリアし、カードを集めていけば自然に使えるキャラも増えるでしょう。
難しいのはフィニッシュを自分でどう演出するかです。これは格ゲーではなくキャラゲーなんですから。特にストーリーモードでは、必殺技ゲージが半分をこえると例の「・・・未来を止められない・・・」の曲がバックにかかります。いいタイミングでフィニッシュを決めよう。



(吠えまくりです)
 私が好きなのはギルス。アギトではなくギルスです。最近、TVで余りギルスが活躍していないことへのストレスをこのゲームで解消させて頂いております。うおーー!! うおーー!!
カードおよびシングルモード使用キャラコンプリートしました。あと、ギルスのギルスらしいやり込みにチャレンジしました。内容は『ギルスモード最高難易度をヒールクロウドロップのみでノーコンティニュークリア!!』です。ヒールクロウドロップ以外の操作は一切禁止したので苦戦しました。狂神ギルスと共に吠えまくり。うおーー!! うおーー!! ギルス最高!!


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