2月19日(火)快晴

1.HIRO (E) [人間] 侍 LV28 HP236
2.GAGITTO (E) [ドワーフ] 侍 LV27 HP201
3.MIUE (E) [人間] 忍者 LV25 HP166
4.OURIN (E) [ドワーフ] 侍 LV25 HP180
5.ROZETTA (E) [ノーム] 僧侶 LV13 HP59
6.BEN (E) [人間] 司教 LV28 HP183
休み ALICE (E) [ドワーフ] 君主 LV20 HP178

 今やLV20にもなった君主の温和でおとなしい性格のALICEをパーティから外し、かわりに、まだ 17才の青二才ROZETTAを加えたのはウィズ2には善悪2つのパーティが必要で・・・。あっ! しまった!!  内のパーティはみんなEVILではないか!! 最良のパーティは戦(中)×2、盗(中)、魔(中)×2に EとGの僧侶を1人ずつで合計7人。
 狂王の訓練場には冒険者3名がどこからともなく現れていた。名はKADAFI、YANMAN、MISAKO。 彼らは善悪どちらにも属さない中立で物事を客観視することができた。
 眼前に3つ、左右に2つずつの扉がある広場に出た。「まずここで腕ならしだ」とオレは言い、 前方右端の扉をけやぶった。何とも言えない線香のかおりが充満していた。腰ぐらいの高さの 台があり、上にはグラス一杯の酒と肉が置いてあった。空気が急に冷たくなった。「来るぞ!!」 とオレは言った。YANMANの背後の空間が歪み赤くなりはじめた。「後ろだ!! YANMAN」。 はっと後ろを振り返るYANMAN。そこには赤いボロボロのマントを身につけ顔はほぼ白骨化した マフィーズゴーストと呼ばれるモンスターがいた。マフィーズはオレにとっては屁でもなかった が、倒しても倒しても現れるこのモンスターは迷宮が初めての彼らにとっては不気味であった だろう。そんな事を思い出しながらオレは馬小屋に泊まっていた。早朝、オレはガチャガチャ という武具をつける音で目が覚めた。「あぁ起こしてしまいましたか」それはOURINだった。 彼はオレがKADAFI達3人、ROZETTAを加えた5人パーティで10Fをうろつくと知り、自ら同行する ことを志願したのだ。東8北2下8で10Fへテレポートし、ラツマピックやマポーフィックなどの 保護魔法をかける。シーフ・L8ファイターなどが現れYANMAN達も慣れてきたころ、マフィーズ(4)・ フラックに襲われた。フラックのブレスには大苦戦したが何とか彼らはLV11になっていた。 KADAFI達はトレボー王国に来てわずか1日で10Fを冒険したことになる。よくやったと言いたかった がオレは言葉をのみ「明日からも10Fへ行く」と厳しい表情で言った。

KADAFI (N) [ドワーフ] 戦士 LV11 HP98
YANMAN (N) [ホビット] 盗賊 LV11 HP70
MISAKO (N) [人間] 魔 LV11 HP59(M5)


2月20日(水)晴

 今日も新米を鍛えるため10Fをうろつく。だが今日は大凶だった。まずYANMANが宝箱の罠に ひっかかり石の中にテレポートし全滅。今度はファイヤードラゴンで全滅してしまった。 急いで城で待機していたGAGITTOは救援パーティを召集し探索に出かけた。ALICEは僧侶 第5レベル呪文のカンデイを唱えた。

HIROは・・・・・10Fの南東部にいる。
急いでマロールで10Fにとび、次々と出てくるモンスターもGAGITTOとBENのティルトウェイト でぶっとばす。「じゃまだ! どけ!!」急ぎ足で迷宮を駆け回った。ようやく目的の 場所に着き仲間をさがしてみると1人足りない。何度もさがしたがやっぱり1人足りない。 ROZETTAの名前がないのだ。いくらさがしてもROZETTAはみつからない。LOSTしたみたいだ。 今までのウィズ体験でDEADは数え切れない程したがLOSTははじめてだった。この世界での LOSTは消滅を意味する。オレはその場に炎で焼かれてボロボロになり真っ二つおれたメイス を見つけた。それは明らかにROZETTAが持っていたヘビのメイスだった。 しかし、それはそうとは分からないほど黒くこげていた。地上に戻り、ROZETTAを思いながらも 新しい仲間をさがした。そうしないと自分自身をおさえきれないからだ。ようやく落ち着きを 取り戻しギルガメッシュの酒場へ歩いていく途中ある女性とすれちがった。オレは一瞬目を疑った。 「まさか! ROZETTA」その女性はこちらへと振り返った。彼女はROZETTAの妹で名はROZETA、 職業も同じ僧侶だった。

GAGITTO LV28 HP223  YANMAN LV12 HP60
KADAFI LV12 HP99  ROZETA LV10 HP80(P5)


2月21日(木)くもり

 やはり慣れというのは恐ろしい。自分の経験だけで物事を判断してしまうからだ。 グレーターデーモン・L7メイジ・ナイトストーカー。オレはメイジの呪文がこわかった。 それに雑魚とはいえナイトストーカーにまともに触れれば、1EDくらわされてしまうのだ。 その時、脳裏にこの2グループを一挙に滅せる方法を思いついた。”ティルトウェイト”。 印を結ぶ手の中から魔法風がふきあれる。この呪文が何なのかメイジは理解したらしく 急いでその場から逃げようとする。「おそい!」オレはそう口走った。眼前の空間が 歪み大きな亀裂から、巨大な炎塊が4つあらわれ、それが敵の中央で1つになり爆裂する。 だが、予想外にナイトストーカーが2匹も呪文無効化し生き残ってしまった。しかも その内1匹はティルトウェイトの爆風でオレの目の前までとばされていた。やばいと思い 急いで守りの盾をかまえる。村正をふりかざそうとした瞬間、足の力がガクンとぬけて、 持っていた村正をおとしてしまった。何だこれは!?と思っていると、今度は呼吸が 苦しくなりはじめた。オレは背後にいるもう1匹のナイトストーカーに対して無防備 だったのだ。冷静になれ!と自分にそう言いきかし、マダルトの印を結んだ。 冷気がナイトストーカーを襲う。2本の氷柱ができあがり粉々に砕けちった。 マフィーズが出た時は、KADAFIを鍛えるため、オレとGAGITTOは攻撃せずにモーリスで 援護する。2回攻撃で何とか倒せるようになった。彼らは日々上達し、その速度は はかりしれない。明日にでも追いついてきそうな勢いだ。うかうかしてられないぞ!

HIRO LV28 HP228  KADAFI LV13 HP125  YANMAN LV13 HP86
ROZETA LV12 HP91(P6)  MISAKO LV13 HP61(M6)


>2月22日(金)くもり

 右手にカシナートの剣を持ち、左手には守りの盾、いかにも戦士といった感じだが、そうでは ない。カブトにかくされた顔面は白骨化し、目は赤く光っている。オレが戦士と思ったのは、 迷宮で唯一の君主レイバーロードであった。そして、その後ろには、炎の戦士ファイヤージャイアント が4匹いた。
オレとGAGITTOはマダルトの印を結んだ。「KADAFI、残りの戦士を殺れ! ROZETA、MISAKO、 奴の援護をしてやれ」4匹のファイヤージャイアントはダブルマダルトで昇天した。オレは レイバーロードの方を見た。KADAFIは、もう奴の目前まできていた。「早すぎる」まだ、 ROZETA達の呪文が届かない内に、KADAFIは間合いに入り込んでいた。「若ぞうめが」 レイバーロードは持っていたカシナートの剣で軽くあしらおうとした。が、KADAFIは、昨日 マフィーズゴーストで得た勘で、相手の攻撃をとっさに見切り、逆に自分のカシナートでダメージ を与えた。オレもレイバーロードも一瞬なにが起こったのか分からなかった。考える暇もなくレイバーロード は塵となった。驚くほどの上達ぶりだ。さすがオレが見込んだ事だけはある。でも、YANMANは 相変わらずガス爆弾にひっかかる。どうもメイジスマッシャーを持っていて手が疲れているのか、 微妙な作業ができないらしい。明日からは武具以外何も持たせないでおこう。

GAGITTO LV29 HP224  KADAFI LV14 HP126  YANMAN LV14 HP91
ROZETA LV13 HP92(P6)  MISAKO LV14 HP62(M6)


2月23日(土)晴

 「たとえ誰が死のうと攻撃は止めるな。中途半端な攻撃では奴を倒せない」 オレ達は迷宮に入る前にROZETAの墓場へ行き、そしてワードナを倒してくることを 誓った。「行くぞ!」オレ達は町外れにある迷宮の入口へ向かった。GAGITTOのマロール で10Fにテレポート。

 金のガクに示されているのは伝言だった。その言葉は彫り込まれ,いろいろな色に点滅 していた。
”分かっておろうが,おまえらは主たる魔術師ワードナの領域をおかしている。 おまえらには,オレ様の守りはやぶれない。ましてやオレと戦おうなどとは思わないことだ!  そこで哀れなお前達にこんな手掛かりを教えてやろう
 「コントラ デクストラ アベニュー」
PS トレボーサックス”

何のことだか意味不明だが,このまま引き返すつもりはない。そして1つ目の扉を蹴り開けた。 ウィルオーウィスプ(2)なんなく撃破!

”守衛の一団は倒しただろうが,まだまだあるぞ! 引き返せ,今のうちだぞ,死ぬべき 運命にあるものよ!”

ブリーブ(4),フロストジャイアント(4)・シーフ・ゴーゴン,ポイゾンジャイアント(4), ファイヤージャイアント(2),ハイプリースト・ファイヤージャイアント(3)・レッサーデーモン・ LV8忍者(3),アーチメイジ・ハイプリースト・LV8ビショップ(6)
そして,オレ達は最後の転移エリアの前でたたずんでいた。「ここへ入ったら,もう後戻り はできない,覚悟を決めろ」

扉には
   ”魔術師ワードナ” 営業時間 9:00AM〜5:00PM
   ※※※在出中※※※

明らかに我々に対する挑発だった。もし営業時間外にここを訪れたらどうなるのだろう。オレは パーティのメンバーにワードナ退治の秘策を語った。その秘策とは,僧侶系第6レベル呪文 ”マバデイ”。これがもし効けば,いくらHPの高いワードナといえどもHPが1〜8になる。 そうなれば魔術師でも楽々倒せる。4レベルものエナジードレインをもつ厄介なバンパイアロード も魔術師系第6レベル呪文”ジルワン”で一撃だ。普段余り使用されないこの呪文もこの時ばか りは十二分に力を発揮する。「オレとKADAFIはワードナを殺る。あとはオレの言った通りにしろ」

モンスターが現れた。ワードナ・バンパイアロード・バンパイア(4)

オレとKADAFIは,玄室の一番奥にたたずんでいるワードナめがけて突っ込んだ。その間にも ワードナは複雑な印を結んでいた。「呪文でくる」オレはそう感じ,吹き荒れる魔法風を 体に浴びながら村正を振り上げた。「ティルトウェイトだ!」GAGITTOが叫んだ。それを 聞いたオレは動揺してしまい攻撃をかわされてしまった。KADAFIもかわされてしまった。 しまった! やられた!! オレ達パーティとワードナとの中間あたりで空間が歪み, そこから巨大な火の玉が3つあらわれ,それが1つの大きな炎塊となり,オレ達の目前で 爆発した。オレの眼前でMISAKOは崩れ落ちるようにして倒れた。やられたのか!?
と同時にワードナも苦しみだした。ROZETAのマバデイが奇跡的に効いたのだ。そこへ GAGITTOのティルトウェイトが炸裂した。ワードナは何とか無効化したが,MISAKOをやられた 怒りの炎はバンパイアロードとバンパイアを焼き払った。

ワードナ

ワードナはもはやコボルトと違いなかった。しかし,MISAKOをやったこの化け物をオレ達 は許せなかった。GAGITTOは持っていた村正をワードナの体に深く突きさし,そのまま5回 にわたって切り裂いた。188のダメージを与えた。ワードナは死んだ。7344EXPを得た。 MISAKOもROZETAのカドルトで生き返り,オレ達はいわば無傷でワードナに勝ったのだ。 つい数日前,ここへ流れ着いた若僧が,今やあの大魔法使いワードナを倒してしまったのだ。 それにしても,この魔除けは不思議な代物だ。持っているだけで力が湧いてくるし,マロール も無限に使え,SPを使うとパーティ全員の体力が回復する。あの悪名高いトレボー王が血眼に なるのもうなずける。それにしても,このワードナという老人は,我々に何を告げたかったのだろう・・・。



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