2月23日(土)晴

 あれから何百年という月日が過ぎ去った。オレは、このリルガミンへたどり着いた。オレには先祖代々引き継いだ侍の職業と、ワードナを倒した時トレボー王からもらったという階級章、この2つしかなかった。オレはギルガメッシュの酒場へ行き一緒に冒険してくれる仲間を募った。かつてオレの先祖がパーティを組んだ仲間の子孫達が階級章を持って集まった。MIUEという奴はLv1で忍者、冒険を名のりでていきなり忍者の職につけるのは100人に1人ぐらいだと言われている。だが、彼は先祖代々引き継いできた忍者の修行でこんな才をもっていたのだ。
 Uはやはり難しい。適が強いし、なかなかレベルが上がらない。おかげで雑魚のポルターガイストやダスターにやられるほどだ。Tでは全く使わなかったバディオスまで使う始末。武器も弱いしこれから苦労しそうだ。

HIRO侍[中立]    GAGITTO侍[中立]    OURIN侍[中立]
KADAFI戦士[中立]  YANMAN盗族[中立]    MISAKO魔使[中立]
MIUE忍者[悪]    BEN司教[悪]      ROZETA僧侶[悪]
ALICE君主[善]


2月24日(日)晴

 ”堀に住む竜に気をつけろ”
それから数歩と歩かぬ内に、体長が何十メートルとある水の魔神モートモンスターが5匹出現した。MISAKOの覚えたばかりのマハリトと、ROZETAのマニフォで何なく撃破できた。番人をやっつけた後、オレ達は海賊ガリアン達の住む館へと足を踏み入れた。ガリアンレーダー、ガリアンキャプテン、ガリアンプリースト、ガリアンメイジと、まるでアリの大群のように現れたが、カティノの睡魔には勝てない。そこへオレとGAGITTOとMIUEの剣がザックリ。これの繰り返しだった。宝箱を開け、正体の分からないアイテムがいくらかたまったので、町に戻ったらアルバートさんに識別してもらうことにしよう。ハイコルセアもガリアンキャプテンと徒党を組み襲ってきたが、ガリアンキャプテンがいつも逃げ出すので最後には1人で戦っていた。ハイコルセアを10匹ほど倒してリルガミンの町に戻った。だんびら+1や鉄の盾+1も見つかり、パーティは確実に強くなった。もうそろそろ次の階へ進んでもいいころだ。

HIRO Lv7 HP33(M1)  GAGITTO Lv7 HP64(M2)  MIUE Lv7 HP40
YANMAN Lv8 HP52  ROZETA Lv8 HP60(P4)  MISAKO Lv8 HP22(M4)


2月26日(火)晴

 オレ達Evilのパーティはついに3Fに足を踏み入れた。このフロアは全体的に一方通行が多い。一歩前へ進み、戻ろうとしても戻れない。厄介なフロアだ。呪文を使ってくるウィッチやフライヤー、フェアリーも多数出現。こうなるとROZETAのモンティノが威力を発揮する。しばらく歩いて(東7北7)の地点に辿り着いた。
年老いた修道士が目の前に現れた

”汝の魂と引き換えにこの箱の中味が得られよう”

このメッセージから段平が必要などと誰が想像できるだろうか。急いで町に戻り、ボルタックの商店で今更という感じで段平を購入。店のオヤジにも不思議そうな顔をされた。そして、またさっきの所へいく。金のメダリオンを入手。それを持って(東10北19)の地点へ。

暗い水溜まりの上から幽霊が手招きしている。その奥には不吉な影がうごめいている

すると手の中から金のメダリオンが消え、かわりに聖水があらわれた。それをもって、これまで通れなかった(東0北0)の地点を通過。今まではテレポートのワナが作動して他の場所に飛ばされていたが、今度は大丈夫だ。やはり予想通り5Fへと続く上り階段があった。5Fではヴァルチャーやドウームビートル、2ヘッドスネークと敵も強力だ。おかげで2クラスの武器なども出てきた。その中に見慣れていないビンづめの船というアイテムが。これがあれば1Fから直接5Fに行けるという。


2月27日(水)晴

ドラゴンらしかった。オレ達パーティは今だドラゴンと遭遇したことがないので、どんなモノがいるのかは全く知らなかった。しかし、司教のアルバートさんに「コモドドラゴンには気を付けろ」と言われていた。こいつは、数でくる上ブレスが強力。これまで何人もの冒険者があの世へ送られたという。しかし、このドラゴンはコモドドラゴンではないらしい。とぐろを巻き、左手には水晶のような物を握っていた。ティエルンだった。オレ達は死力を尽くして戦ったが4匹のティエルンのブレスにオレとMISAKOは・・・。
 ここはどこだ!? そこは辺り一面真っ暗闇の空間だった。前方に小さな光が見えたのでそこへ向かって歩き出した。光はだんだん大きくなり、そして眼前すべてが白とかした。「おいっ! 大丈夫か!?」オレはゆっくり眼を開けた。急に寒気がしてきた。そうここはカント寺院。死者の蘇生場所である。オレは四角い黒い台の上にのせられていた。そこからゆっくりと起き上がると、オレの隣にも同じ台があった。その上には人の形とも分からぬ灰が集めてあった。「まさか!?」MISAKOだった。彼女は生命力が低いために灰化しやすいのだ。「最善は尽くします」カント寺院の高僧達は口をそろえて言った。今度もし蘇生に失敗すればMISAKOの肉体はこの世から失われロストする。オレは祈った。4人の僧侶の手から温かい光があふれMISAKOを包んだ。散らばった灰は次第に固まっていき、それがやがて肉片となって人の形を成していった。MISAKOは蘇生された。ティエルンはオレの宿敵となった。次の日、もう一度5Fへ行き、プリーストファングという邪教僧が巣くう牙の教会へ。次から次へとカティノとマダルトで撃破。おかげで強力な武器も手に入り、たまったお金でカシナートの剣や鎧+2などを買った。そしてEvilのパーティにとって最後の試練、アークエンジェルのパーティと死闘となった。
アークエンジェル(6)クルセイダーロード(3)クルセイダー(5)クルセイダー(5)
総勢19人。数で見ればオレ達パーティが圧倒的不利だが、こいつらの弱点はマカニトだった。これをMISAKOが唱え、敵のパーティはアークエンジェルのみとなった。モンティノで呪文を封じ、オレ、GAGITTO、MIUEの前衛3人がザっくる。倒すと青くて透明の水晶が手に入った。善の水晶だった。これでEvilのパーティはとりあえずGoodのパーティが悪の水晶を持ち帰るまですることがなくなった訳だ。
 町へ戻ったオレ達は、ギルガメッシュの酒場へ行きMIUEとROZETAと別れ、GoodのALICEとBENを加えた。ALICEは、ロードから僧侶へとクラスチェンジしていた。というのは、ロードは上級職なので呪文を覚えるのが遅い。治癒呪文を唱えられる者がいないと、即パーティの全滅につながるからだ。彼女のこの的確な判断に誰もケチをつける奴はいなかった。

HIRO Lv10 HP68(M2)  GAGITTO Lv10 HP76(M2)  MIUE Lv8 HP49
YANMAN Lv11 HP71  ROZETA Lv10 HP73(P5)  MISAKO Lv10 HP26(M5)


3月1日(金)くもり

 そこは偉大なる魔法使いの壮大なる広間
 北には広大なる台所、南には裕福な魔法使いの奥方の寝室あり

オレ達は北へと歩を進ませた。するとワイン倉庫と書いてある看板の前にたどり着いた。左へ入ると、ガイコツのような1人の人間が立っていた。よくみると、着ている服はこぎたなく古びている。と、突然そのガイコツが襲いかかってきた。オレは冷静に相手の動きを見つつ、手に持つカシナートの剣を振りかざした。5回当たり71ポイントのダメージ。ガイコツを始末した。実は、こいつがフィーンド達が言っていた魔術師系スペルをLv7まで操る魔法使いポレだったのだ。彼はオレ達パーティにティルトウェイトを食らわさずしてやられたことになる。
今度はEvilのパーティで5Fの牙の教会へ行きアイテム稼ぎ。段平や宝石類、袋類の中に全く見たこともない軽そうでしかも切れ味の良さそうなナイフがあった。チョウのナイフ。これは、村正につぐ最高級品としてあがめられ、忍者なら誰でもこの武器にあこがれるという。しかも、盗族とビショップをそのままの状態で忍者に変えるというSPを持つ。しかし、唯一の欠点は装備すると呪われるということだった。それを除けば村正にも十分匹敵するのだが。MIUEは少し考えた後それを装備した。オレがどうだと聞くとカシナートよりもだんぜん軽い、まさに忍者にピッタリの武器だという。その切れ味を確かめるために再び牙の教会へ。さらにその奥へと進んだ。バタフライナイフは超強力で最低でも200以上、最高で100を越えるダメージ。どんな敵でも一撃だった。

背が低く、青白い顔をした男が挨拶してこう言った。
”砂漠を吹く風が常にあなたをおし、日の光がいつもあなたの影をつくらんことを!
我が友よ、おいらはここにちょっとした物を持ってきた。こいつはたったの25000GPだ”

金を渡してやると、アブドルは宝石を散りばめた箱を開け中味を押し示した。中には琥珀の杖が入っていた。アブドルが向こうの部屋に行っている間に、部屋中の同じような箱を開けまくり、杖を取ってやった。そして知らんぷりで出ていった。炎の杖だった。売ると12500にもなったので2本で元がとれた。これはいい稼ぎになると思った。
再びGOODのパーティで4Fへ行った。生ける伝説として冒険者に恐れられているデルフを倒すためだ。おおよその場所は地図で分かっていたので、余計な寄り道はせずに一直線にデルフの所へ行った。奴の恐ろしいところは、石化攻撃と手下のデルフズミニオンだ。デルフに倒された冒険者が石化したままこちらを襲ってくるのだ。おまけに石化攻撃もやってくるので、僧侶系の回復呪文マデイを覚えるまでは、決して奴らとは戦わないのがリルガミンでの常識となっていた。もし戦えば、今度はオレ達がデルフの手下になる可能性もあるからだ。でも、今はそんなことを考えている余裕がないほど急いでいた。あらかじめMISAKOにマダルトの印を結ばせ、オレとGAGITTOは扉を蹴破り、デルフめがけて突進した。
デルフ(1) デルフズミニオン(4)
それを見てデルフズミニオン達があわててこちらへ向かったが、MISAKOのマダルトが奴らを襲った。石化した体がさらに凍りつき、4匹の氷柱ができあがった。そして、次々とその場に倒れ砕け散った。デルフが急いで何かの呪文の印を結ぼうとしたとき、GAGITTOのカシナートが奴の体を一刀両断した。デルフの体は、粉々に砕け放射状に飛び散った。そして、その破片が中央へと集まり1つの水晶ができあがった。悪の水晶。これで善と悪2つの水晶がそろった訳だ。一度町へ戻り体力を回復させた後、パーティのメンバーを呼び出した。2つの水晶のナゾはアルバートさんに聞いて知っていたので、ROZETAに水晶のSPを解放してもらった。

「今、善悪協力の上、2つの水晶ここにあり。さあ悪の水晶よ、善の水晶と打ち消しあって真の姿となりたまえ」

2つの水晶は浮き上がり、そして高速で回転しだした。そして、徐々に1つの水晶へと形をなし中立の水晶ができあがった。これこそがルケブレスの求めていた善と悪の協力の印なのだ。オレは、中立の水晶を持ちALICEら善のパーティとともについに最終の6Fへ。サムライ、バーサーカー、エルフメイジ、ミフネと次々と強敵が現れたが、カティノとモンティノで何とか撃破した。

我こそは ルケブレス 平衡なることの守護者 価値ある者よ 争いを捨てて進がよい

オレ達は、今だかって行ったことのないエリアへと足を踏み入れた。途中ゼノにも出会い苦戦しながらも何とか倒せた。しかし、ゼノとの度重なる戦闘のため、パーティは半ば体力を消耗してしまった。ALICEのディアルマのMPもきれてしまい、ディオスでチマチマと治療する。ディアルは、ラツモフィスと同じレベルの呪文なので使えないからだ。ドッペルゲンガーの集団にも襲われ、麻痺しながらも何とか倒し、石像のある部屋に入った。石像を調べたが何もなく、あきらめてその場を立ち去ろうとすると、石像の後ろで何かが光を発していた。オレ達は急いでその光のもとへとかけより、それが伝説の宝珠であることを互いに確認しあった。これでリルガミンで起こっている災いの原因が解明される。この真実をうつす宝珠があれば。
誰が伝えたのか知らないが、町ではもうオレ達のことは知れ渡ってるらしかった。町中が祭り気分で騒ぎ、すれ違う人みんなに祝福された。そして、城の直属衛士に先導されリルガミン城の中へと向かう。大きな扉が開かれ中にはいると、辺りはワインの香りがただよっていた。大宴会の準備は整っていた。円卓の上には、豪華な食事が無造作に並べられていた。その円卓をつききるかのように赤いじゅうたんがひかれ、その先には女王ベイキが腰をかけていた。

「我、マルクダ女王がひまごベイキ女王、汝らが示した勇気をたたえんがため汝らにリルガミンの星をあたえん! そして汝らにさらなる6人の称賛に値する者を選ぶ機会を与えよう
リルガミンの宝珠にこのイアリシンの宝珠あらば我らを襲いし災害の真実が明かされよう」

HIRO Lv12 HP70(M3)  GAGITTO Lv12 HP100(M3)  MIUE Lv11 HP74
YANMAN Lv13 HP82  ROZETA Lv12 HP84(P6)  MISAKO Lv12 HP28(M6)
ALICE Lv11 HP66(P6)  BEN Lv11 HP66(M3 P2)


3月6日(水)晴

 ウィズUアイテム探しに出かける。でも相変わらずいつもの+2級の武具や宝石の袋ばかり。敵もバーサーカーやワイト、ガスト、サムライと同じ奴ばかり。いいかげん腹が立ってきたところ、またしてもガストのじじいの群に襲われた。前衛は魔除けの宝石を持っているので、エナジードレインは全く安全といっても過言ではない。カシナートでザッくるとあっという間に消え去った。宝箱もいつも通りあけた。そして不明のアイテムが4つ。その時オレはある変化に気づいていなかった。そして、それをMISAKOに渡そうとした時、やっと変化に気付いた。まさか!?と思い目を凝らすと夢にまで見た村正だったのだ。まさか、ガストからこんなにいいアイテムがでるとは!? その後、オレ達パーティは迷宮でガストに会う度に手を合わせた。三種の神祇も残すは手裏剣のみとなった。


3月11日(月)雨

 手裏剣はまだでない。カシナートの剣なんて数えてないけど50本はいったんじゃないだろうか。金の斧は効果を何ら発揮しない。変化するのはレベルだけ。


3月22日(金)雨

 午前中の戦利品は、蝶のナイフ×2、トロールの指輪、悪魔の書×2とかなり珍品ばかり。ようやく金の斧の効果が出てきたかと一安心。この分だと手裏剣もその内・・。午後からのウィズで蝶のナイフ×2、トロールの指輪、カマキリの小手と調子よく入手。そろそろ52分になりドラエモンまでもうすぐだなあと思いつつ、あと少しとねばっているとファイヤードレイクに襲われた。とはいえLV30にも達しているパーティが負けるはずはない。あっという間にとどめをさし、宝箱をこじ開ける。開けると同時にAボタン連打、次々と不確定アイテムが表示され、その残像が目に焼き付く。すると、いつも見慣れぬ表示があった。もうその瞬間オレは喜びに満ちていた。そしてキャンプをはり改めてみてみると、やはり星形のモノの表示。手裏剣だった。ついにウィズUの全アイテムがそろったのだ。正確には、1991年3月22日午後6時52分であった。余りのうれしさに、MIUEが装備していた呪われたチョウのナイフAをボルタックではずしてもらい手裏剣を装備させた。敵に与えるダメージはチョウのナイフの方が断然高い。でもそんな事はどうでもよかった。



戻る

inserted by FC2 system