12月26日(土)晴

 正午もまわり、”ウィズ外伝2”をゲームショップで買い帰ってすぐやるか、バイトの時間 となり初期化。前作”外伝1”を友人から借りて鬼のように強くした我がパーティ。その子孫達 がここアルマールにいる。上級職だらけでバランスが悪いので後衛の2人をメイジに転職させる。 転生して転職したので彼女達2人はEXP0の段階でもうすでに22才であった。


12月27日(日)晴

 昨日のは試しとして初期化し、新たに6人を転生、名前もいつも通りに変える。転生によって 前作のキャラを移すと所持金が500GPと優遇されており、「移しては名前を変える」これを繰りかえせば あっという間に初期装備を完璧に出来るだろう。だが、そんな技(!?)は他の誰かがファミマガ にでも送ればいい。
 1Fのスタート付近で”ワーバッファロー”や”ブラッディバット”を練習台にLVを上げていく。 ”5”のときもそうだったが、余り敵が眠ってくれないのでバディオスやハリトを多用。数時間 プレイしているうちに舞台は2F、3Fへと移り、スフィンクスやホビットアーチャーにOURINや SAZAが殺されるがマニアモードなのでそのまま城へとかえる。セーブは城に帰った時のみ、 おまけに冒険の中断も不可能。それがマニアモード。よって死者がでてもよほどでない限り リセットはできない。すれば前城にいた状態に戻ってしまうからだ。ならば、なぜマニア でプレイするのか。それは、このモードでクリアすれば、ある特殊なアイテムがもらえる らしいからだ。しかも同時にスリルも味わえる。リセットできなければ戦闘はより慎重に、 探検はより確実的になるからだ。

1.HIROAKI [ドワーフ] 侍 LV10 HP93(M3)
2.GAGITTO [人間] 君主 LV10 HP82(P4)
3.MIUE [ホビット] 忍者 LV10 HP54
4.ALICE [ノーム] 僧侶 LV11 HP73(P6)
5.SAZA [ホビット] 魔使 LV11 HP33(M6)
6.VAIERA [人間] 魔使 LV11 HP30(M6)


12月28日(月)雨

 4Fに足を踏み入れる。もうこの階ともなると敵もM4を使う”ソウルトラッパー”、ブレス強力”サラマンダー”、AP高し”エレファント”など、中堅LVのパーティを殺すには十分の奴らが潜んでいる。SAZAとVAIERAのHPが30少しと低く、”ソウルトラッパー”のマダルト1発で昇天。そして、初の固定モンスター”サウンドクラッド”との戦闘でMIUEも殺された。殺されても、ワナにかかってもアイテムを入手できたならリセットはできない。死人を連れて2Fの重力異常エリアから城へ…。あの城でのミュージックが聞こえてきてはじめて今までの行動が意味をもつ。奴を倒し”砂のメダル”を入手したおかげで4〜9Fエレベータが使えるようになった。でも、心配なのは前衛の武器のことだ。オレは、ボルタックにたった1つしかない”バトルアックス”をオヤジに頼んで売ってもらったが、GAGITTOは”清龍刀”、MIUEは”フレイル”どまりだ。これから5、6Fと降りていくのにこれでは! それに1Fの左下のカギもかかってないのに入れない扉も気にかかる。


12月30日(水)晴

 『5〜7Fは3つで1つ。からまりあうその奥に何かがある』。シュートと階段で3フロアを行ったり来たり。出現モンスターがほぼ同じなのがせめてもの救いか。何かと言われる”墓守のカギ”を入手。7、8Fの術士系モンスター(レッサーデーモンとガーゴイルのチマチマ、ハイプリーストのバデイ、ソウルトラッパーのラダルト)にSAZAとVAIERAが何度もあの世に送られ、蘇生させた結果、生命力が10になってしまった。マスターにもなってこれでは、この先HPのあがる程度もしれてるので、ここらで上級職に転職。SAZAはビショップ、VAIERAは侍に。その後、とりあえずはマーフィー君で鍛える。よっ! 久しぶり。相変わらず見窄らしいねえ。色がついてないから余計にな!! いくら睡眠能力を得たといってもザコはザコ。EXPを多く得るためにオレとGAGITTOと彼女らオバン(もう30前後)4人で戦う。

HIRO Lv14 HP121(M4)  GAGITTO Lv14 HP113(P6)  MIUE Lv14 HP76
ALICE Lv15 HP83(P7)  VAIERA Lv7 HP51(M7)  SAZA Lv7 HP45(M7 P1)


12月31日(木)晴

 朝食をとりながらも左手はボタン連打、マーフィー稼ぎだ! まあでも、いくら4人で倒してもEXPは千程度なので、結局9Fのエレベータ付近の小部屋が連立する所でアイテム&EXP稼ぎ。ファウストハルバート、極上の鎧、悪の盾、鉄仮面など次々と入手。それとともにパーティのLVも上がり大分バランスもよくなってきた。下のフロアでMP回復の泉も見つけ一安心、これで心おきなく稼げるというもの。出てくる敵をMP気にせずマバリコ+ティルトウェイト2発で葬る。たまに”タタール”が無効果して生き残り首ちょんぱするが気にしない。もう死には慣れたから。オレにしてみれば死ほど安定した状態はないのだ、ただEXPが入れへんだけ、あとでカドルト、カドルト・・。
 SAZAとVAIERAもついにマスターを越え10Fに挑む。昨日、無謀ながらも10Fに挑み、ダンジョンマスターの”ハルギス”の眠る場所までいっていたので(もうその時には、2人が死亡、残りも、麻痺などですぐリセット)迷うことなく直進。この遺跡の主とも言うべきハルギスの棺が目の前にあった。オレ達パーティがその前に立ったその時、棺はひとりでに起きあがった。「来るぞ!」。SAZAとVAIERAはダブルコルツの詠唱をはじめている。悪のサーベルを持つオレの手にも自然と力がはいる。と、棺の前に巨大な炎塊がどこからともなく現れ火柱となった。そして、それは徐々に人の形を成しイフリートと呼ばれる悪魔が実体化した。その後ろには、体中から煙のようなものを発し、七色に輝く宝石を体中にふりまいたハルギスがたたずんでいた。
 ハルギスの兜を示してからかなりの間待たされた末、ウディーンとの謁見が許された。彼は恩着せがましく礼を言いオレ達に階級章を手渡した。が、冒険はこれで終わりではなかった。というのも先ほどからオレの頭に直接マナヤが話しかけてきたのだ。「私は本当の私ではない」と。しかも、最下層と言われていた10Fのあるエリアでシークレットドアを見つけ、その先には何と11Fへと続く階段があったのだ!

HIRO Lv18 HP172(M5)  GAGITTO Lv18 HP190(P7)  MIUE Lv17 HP92
ALICE Lv21 HP121(P7)  VAIERA Lv15 HP84(M7)  SAZA Lv13 HP64(M7 P3)


1月3日(日)晴

 先先日、久々にバイト休みで一日中ウィズしていたが黄泉?Fで調子に乗って探検しすぎて、デス率いるパーティによってなぶり殺しにあい、リセット遅しで全滅してしまった。ここまできたのにまたはじめからと大ショック。一瞬もう外伝Uプレイするのをやめようかと思ったが、甘えていた自分に気付き救助パーティを作成。使わないと言っていた”転生技”を用いて初期装備をかためる。あとは1Fのスタート付近の2つの小部屋で稼ぎまくる。2Fで2〜3LV上げた後マーフィー君稼ぎ。盗賊がいない我がパーティにとって、千ちょっとのEXPと500GPは魅力的であった。倒してはキャンプ、倒してはキャンプ…。ついにマスターまで上げる。

KADAFI [ドワーフ] 戦士 Lv14 HP159  GASHU [ドワーフ] 戦士 Lv14 HP122
OURIN [ノーム] 僧侶 Lv14 HP95(P7)  BEIKI [エルフ] 魔法使い Lv14 HP55(M7)


1月4日(月)晴

 オレ達パーティは、マーフィー稼ぎからサウンドグラット稼ぎに切り替えていた。そして、ようやくLVも20近くなり9、10Fへおもむこうとしたのだが、そこへ新たに魔法使いのWADONAが加わりたいと言ってきた。


1月5日(火)晴

 ハルギスを倒して称号を得たオレ達は11Fに挑み、水・金・火・木の守護者を次々となぎ倒し、中央の祭壇で像を並べ、ついにHIROらの全滅している黄泉界に侵入。?Fに出てくる敵は、10、11Fとは比べものにならない程強く、クリティカルヒットやエナジードレイン、強力ブレスは当たり前。おまけにACは高いし後ろにもウジャウジャと連れてるしで大苦戦! マイルフィックとアークデーモンのパーティには死者をだしながらも勝てるようになったものの、あのにっくきデスのパーティには今だに勝ったことがない。てな訳でHIROとMIUEとSAZAを助けるだけで精一杯。残りの3人はLVが40にも達し余裕になってからということにする。数時間後、ギルガメッシュの酒場でオレ達8人はおちあい、酒をたらふく飲みながら今後について語り合った。アルマールの最強パーティは再びサウンドグラッド稼ぎに出かける。?Fに潜む魔王と互角に戦えるようになるために。

1.HIROAKI 侍 Lv29 HP316(M7)  2.KADAFI 戦士 Lv35 HP391
3.MIUE 忍者 Lv26 HP118  4.OURIN 僧侶 Lv32 HP261(P7)
5.WADONA 魔使 Lv21 HP123(M7)  6.SAZA 司教 Lv23 HP129(M7 P5)


1月6日(水)くもり

 最強パーティを自負するオレ達は、ついに?Fを本格的に攻略しようと決心した。今の段階では、何とかマイルフィックとアークデーモンのパーティに勝てる程度だったので、余り無理はせずに2回戦闘してはテレポートで城にかえるというパターンを繰り返してアイテム充実をはかった。そうしている内に伝説の妖刀”村正”や聖剣”エクスカリバー”を入手できた。そして、ついに宿敵デスと対決。奴は前回オレ達のパーティを全滅させているため余裕の笑みすら浮かべていた。しかし、オレの持つ村正を目にした刹那、その瞳の奥には明らかに死への恐怖があらわれていた。後ろにチマチマといるサイデルやリッチ、バンパイアは無視してオレ達前衛の3人はデスめがけて突っ込んだ。KADAFIのエクスカリバーが奴の胸に深々と突き刺され、これまで忘れていたはずの痛みを感じているデス! そこへ続いてMIUE。奴の脇を刀を出したまますりぬける。次にデスが前に振り向いた時、すでにオレは村正をふりおろしていた。全身が真っ二つに裂かれ、血が噴水のようにふきだす。デスは断末魔の声をあげるまでもなく消滅した。あとの雑魚はWADONAとSAZAのダブルコルツで全く打つ手もなくただ恐怖にかられていた。勝った!! ついにあのデスに! サウンドグラッド稼ぎは無駄ではなかった訳だ。デスを倒した今、真の大ボスはどうでもよかった。面倒くさいからマハマンでテレポートしてやった。だから名前も覚えていない、どんな攻撃をしてくるのかも分からない。ただ、ウロコだけがオレの手に握られていた。城に帰ると門のそばであのマナヤが待っていた。彼女には前とは違う人間らしさが感じられた。そうか、真のボスによって呪縛されていたのだったなとそう呟いた。その声が聞こえたのか彼女はクスクスと笑いだした。オレ達は城にまねかれ、新しく称号をもらい、マナヤからは確実に戦闘を脱せられる”眩ましのケープ”をもらった。

1.HIROAKI 侍 Lv34 HP386(M7)  2.KADAFI 戦士 Lv45 HP499
3.MIUE 忍者 Lv33 HP182  4.OURIN 僧侶 Lv41 HP343(P7)
5.WADONA 魔使 Lv28 HP156(M7)  6.SAZA 司教 Lv28 HP154(M7 P7)


1月9日(土)くもり雨

 数日前にようやくクリアし、アンケート葉書も出し、アイテム収集へと目的が移る。?Fを2往復して城に帰るの繰り返し。あの宿敵と呼んでいたデスもオレの村正一撃で事足りるようになった。逆に奴らの攻撃は、オレ達前衛のACがミスリルプレートやダイヤの指輪、マンティスグローブなどにより格段にあがったためミスしてばかり。そこで仕方なくスペルとなるが、それもダブルコルツで完全無効化。アークデーモンやマイルフィックは後に残しておく余裕すら出てきた。唯一恐ろしいはずの先制攻撃もマニアモードからノーマルに変えたので安心。何か起きればリセットで終わりだからだ。


1月14日(木)雨

 あと3つ(武器、鎧、兜それぞれ1つ)がそろわない。友人から聞いた話によると、今回は職業かつ種族限定アイテムがいくつかあるらしい。その内の1つ金剛の戦斧はドワーフで戦士。おかげで内のKADAFIはSPでロードにもなれず、その斧を夢見てエクスカリバーを振り回している。

1.HIROAKI 侍 Lv122 HP1303(M7)  2.KADAFI 戦士 Lv186 HP2067
3.MIUE 忍者 Lv114 HP640  4.OURIN 僧侶 Lv162 HP1390(P7)
5.WADONA 魔使 Lv135 HP803(M7)  6.SAZA 司教 Lv118 HP629(M7 P7)


1月20日(水)晴

 錆び付いた刃のSPを使うことでベイキングブレードにはやがわり。これで残すは兜1つのみとなった。


1月24日(日)晴

 明日、25日にウィズ外伝Uのすべてが発売されるので何とかそれまでに全アイテムをそろえたいと思い、あれこれ考えた末、ハルギスの兜に達した。それゆえ、新たにYAMMAN(アイシングタガーのために少し前にメイキングした)の他に4人を作成。オレが奴ら4人を連れて1Fのマーフィーで奮戦! LV9あたりになったところでオレ達パーティ(OURINはずし)に1人ずつ加え黄泉界で鍛えてやる。こんな事は常識では考えられない事だ。なぜなら、このウィズの世界では最下層にもぐるにはマスターになっているのが当然であり、冒険者の中では暗黙の掟となっていた。しかも彼らはマーフィーとしか戦ったことがないのである。それをいくら装備がいいといっても、あのフライプリミアーやトライアスなどがいる黄泉界にとは無茶苦茶である。でも、オレは急いでいた。早くこいつらを鍛えてハルギスに挑ませねば! そのためにはサウンドクラッドや浅いフロアでの稼ぎは効率が悪い。それなら、少々の危険は伴っても1回の戦闘で数十万のEXPが得られるここでと思ったのである。
 数時間後、彼らは皇帝ハルギスの兜を持って帰ってきた。SAZAにみてもらうと、これはメイジとロードしか装備できないらしい。そこで町中のメイジに装備してもらうがそのSPはあらわれない。城の衛兵に見つかると王にこの兜を取り上げられるので、これ以上騒ぎ立てるのはやめにした。半ばあきらめ加減でボルタックへ行き、何とか買ってくれとたのむがダメ! そんな物には興味がないらしい。もういいやとハルギスを倒すまでに10Fのモンスターと戦って入手したアイテムを売る。すると、何かを売った時にオヤジが「全ての商品がそろえられました。これはそのお礼です」と何だか本のような物をくれた。そんなばかな! オレが今売った兜と言えば
鉄兜! ガーン。何か足りないと思ったらこんなカス兜とは。こんなんのために、こんなんのために…。その夜、オレ達3パーティは酒場で大酒を浴びた。オレはあのハルギスの兜をグラス代わりに何杯も飲みほした。王がこの兜を欲しがっているだと、そんなん知るかとばかりに。


1月25日(月)くもり

 そう、それは余りにも突然であった。最近酒場で暇をもてあましていたGAGITTOのパーティが急に黄泉界のボスに挑むと言い出したのだ。オレは反対した。なぜなら、もともと2つのパーティがありそこから最強のメンバー6人を選んだら、残りの6人はバランス、HPとともに悪いとしかいいようがあるまい。しかも、オレと同じ職のVAIERAを前衛にもってくればコルツを唱えられるのはBEIKI1人になる。ディスペラントのブレスやグレーターデーモンのスペルは彼女1人のコルツではとてもじゃないが防ぎきれないだろう。すると、HPの低い彼らは・・。でも、そんな事は直接GAGITTOには言えなかった。かつて同じパーティに属し、デスに全滅させられ、あの冷たい第二玄室に死体のまま置き去りにされていた彼には。彼がようやく助けられたとき、オレは妖刀村正を持ちLVも100を越え、ハイマスターとしてここアルマールでは知らない奴は1人もいないといった状態だった。はじめ彼はオレの余りの変貌に驚きを示しただけだったが、それが徐々に嫉妬へとかわり、オレはいつしかライバルとみなされるようになった。「今日でお前に追いつく」。彼の手には、ロードでかつ人間という使用者を選ぶ最強剣ベイキングブレードが握られていた。GASHUには金剛の戦斧、VAIERAには村正、YAMMANはアイシングタガー、ALICEは大地のフレイル、BEIKIは木霊の弓。五大元素武器+村正、まさに装備という面では彼らこそ最強であったのかもしれない。しばらくたってから、彼らはボロボロの体で手には女帝のウロコを持ち戻ってきた。城に招かれ称号を得た彼らは、再び酒場でオレ達とおちあった。「お前には追いつけなかった」と奴はボソっとこぼした。

1.HIROAKI 侍 Lv173 HP1802(M7)  2.KADAFI 戦士 Lv262 HP2791
3.MIUE 忍者 Lv162 HP910  4.OURIN 僧侶 Lv209 HP1802(P7)
5.WADONA 魔使 Lv197 HP1184(M7)  6.SAZA 司教 Lv170 HP890(M7 P7)

1.GAGITTO ロード Lv30 HP307  2.GASH 戦士 Lv37 HP402
3.BAIERA 侍 Lv26 HP166  4.YAMMAN 盗賊 Lv24 HP130
5.ALICE 僧侶 Lv38 HP303  6.BEIKI 魔法使い Lv27 HP107



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